SATO Jin

1968年東京生まれ。現在、東京大学東洋文化研究所新世代アジア研究部門・教授。東洋文化研究所・副所長、総長特任補佐、JICA緒方貞子開発平和研究所客員研究員を兼務。現在、国際開発学会会長を務める。東京大学教養学部教養学科（文化人類学）を卒業後、ハーバード大学、イエール大学などに留学。東南アジアをフィールドに、日本の政府開発援助の在り方や、途上国における開発と環境の両立の在り方について政策科学・地域研究の視点から研究を行っている。2004年にはタイ政府天然資源環境省の政策アドバイザーとして１年間出向。日本学士院学術奨励賞、国際開発大来賞ほか、受賞多数。2024年1月からはコロンビア大学 Climate School の客員教授としてアジアの気候正義について教える予定。近著に『争わない社会―「開かれた依存関係」をつくる』（NHKブックス 2023年）、『開発協力のつくられ方』（東京大学出版会、2021年）がある。