Programs プログラム一覧
2026年11月20日(金)
13:00 – 16:45
13:00
13:20 - 14:20
14:20 - 15:30
15:45 - 16:45
AI とは何か:人間社会から見た技術の進化
“人間社会とAI”
AIがかつてない速度で進化するなか、社会の様々な接点とAIとの関わり方には、大きな非対称性が生じています。AIは時に差別を生み、また時に能力を引き出します。破壊的であり、同時に創造的でもあります。
このセッションでは「驚異」と「脅威」というAIをめぐる二極の議論を文明論的な系譜と技術決定論という2つの視座を交差させながら、AIとは何かを探ります。
AIは世界の格差をさらに広げるのか。それとも経済的に厳しい人々を助ける力になりうるのか。変化と困難を伴う新たな環境の中、大学に課された次世代を育むための役割とは何か。
AIをめぐる議論が公の場で高い包摂性と多様性をもつことで、社会全体がこの変革をもたらすテクノロジーと関わりを持つことができると考えます。
2025年11月21日(土)
11:30 – 17:30
11:30 - 12:30
東京大学と韓国の大学に通う現役学生たちが数ヶ月にわたり『AI』をテーマに国際共働プロジェクトを実施。
このセッションでは、4グループの学生たちがこのプロジェクトにおける議論を通じて得た学びや気づきを発表します。
東京大学グローバル教育センター 特任講師
12:45 - 13:45
境界なき知:メンタルヘルスと社会的包摂のための AI 設計
|“AI and Knowledge for Well-being”|
AIが人々の情報アクセスをますます媒介するようになる中で、人間と知識との関係は変わりつつあります。しかし、今日のAIの多くは中央集権的で、“標準的な”利用者を想定した設計になっています。多様な文化的視点が入り込む余地は限られ、個人のウェルビーイングへの配慮も十分とはいえません。「ウェルビーイング・インテリジェンス(Well-being Intelligence)」は、AIを人間の認知を代替・拡張するためのツールとしてだけでなく、人と人とのつながり、レジリエンス、社会的包摂を育む基盤として捉えます。「知の境界を越える」とは、文化的・社会的・心理的な違いに丁寧に向き合い、それらを理解することを意味します。人々のウェルビーイングを支えるために、人とAIがどのように関わり合えるのか。近年の研究を紹介しながら、今後の可能性を探ります。焦点となるのは、地域や文化に受け継がれてきた知識を取り入れる方法、孤立や認知過負荷を深めないメンタルヘルス支援、そして相互理解を促すAIを介したコミュニケーションの設計です。
東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
15:15 - 16:15
流動する記憶:時空をつなぐデジタルアーカイブ
|“AI and Memory” |
デジタルアーカイブの機能は、歴史資料を保存する「静的な保管庫(ストック)」から、記憶・場所・経験を結ぶ「動的な基盤(フロー)」へと変わりつつあります。広島や長崎での被ばく体験の証言や記録は、地図や時間軸と結びつくことで、ストーリーとして紡ぎ出されます。また、ガザ地区での紛争や能登半島地震などの危機は、ソーシャルメディアやデジタル情報によってリアルタイムに記録されたフローを生み出します。AIを含むデジタル技術の進展は、こうした参加型で多声的なアーカイブを可能にしています。集団的記憶をいかに“今”につなぎ、インクルーシブな実践として継承していけるのか。デジタルアーカイブの軌跡をたどりながら、その可能性と課題を議論します。
東京大学大学院情報学環 教授
アルジャジーラ研究センター シニア・リサーチャー
16:30 - 17:10
明日への対話