パネルディスカッション①
- 日付
- 11月21日(金)
- 時間
- 15:40 - 16:40
民主主義なき繁栄―「近代化論」の21世紀的再検討
|資本主義と民主主義|
「近代化論」は、経済発展が民主主義の成立につながるとする仮説として長く学術や政策の基盤となってきた。しかし、21世紀には経済成長を維持しつつ非民主的体制を続ける中国・ベトナム、民主化が逆行するインド・トルコ、欧米での極右台頭など、直線的発展モデルでは説明できない事例が多く見受けられる。特にグローバルサウスでは、選挙と自由制限が併存するハイブリッド体制が広がり、経済と民主主義の関係は複雑化している。このセッションでは、比較政治・国際政治経済・開発研究の視点から、近代化論の限界を再検討し、資本主義的発展と政治体制の新たな理解を模索します。